官僚の無謬性って・・・・ 菅総理の浜岡原発停止要請についての議論に思うこと [文学中年的、考えすぎ的、]

直接的時事テーマでは書かないぞ、と思っていたのですが、このことについての議論の混乱の仕方の頭悪さと悪質さに頭が変になりそうになったので、書きます。

①安全上、浜岡原発は、とにもかくにもすぐに止めた方がいいかどうか、という議論と、
②菅総理の「要請」という法的根拠のないお願い、という手法に対する批判と、
③浜岡止めた時に電気がこの夏、足りる足りない、
という議論が、区分されないで、ごっちゃごちゃに議論されています。あるいは、どこかの主張を通すために、他の論点をその根拠として使う、という、おそろしく頭が悪い、または意図的悪質な論陣が方々で張られていて、もう怒りで体調まで悪くなってきました。

私の立場は
①安全上、浜岡原発は即時停止すべき。ひとこと追加しておくと、福島が地震の揺れに対しては原子炉臨界停止には成功して、その後の冷却が津波により不可能になったとして、浜岡でも臨界停止は絶対正常にできて、冷却するための電源などの安全が津波に対して危険、という福島同様の問題だ、とすりかえて理解しようとする人たちがいるが、災害は同じ形では起きない。予想していない形で起きる。浜岡は津波に対しても弱いが、震源距離が福島より近く起きる可能性も高く、揺れ事態で原子炉の臨界停止がきちんと作動するかどうかも保証できない。地震に対しても津波に対しても極端に危険度が高いから、即刻停止して、対策をすべき。また、対策するから再開していい、と私が考えているわけではなく、本来、このまま廃炉にすべきと考えているが、廃炉まで時間がかかる中で、津波対策電源対策は当然進める必要があるから、とにかく止めて対策を進める。その間に浜岡に対して、または国のエネルギー政策全体の見直をする中で、浜岡は廃炉という決定に向かうべきと考えている。

②菅総理の要請という手法は、法的根拠がない官僚の行政指導と同様のものなので、好ましくはない。ここからが本論でいちばん言いたいところであるが、本来であれば、これまでの浜岡に関する行政の許認可や指導の不備を認めた上での要請であるとして、「中電の責任だけではなく、許認可した国の政策決定自体を再検討、見直すから止めて」とお願いすべき。しかし「官僚の無謬性」原則からして、こんなことを言うことを役人がOKするわけないから、不利益を全部中電に押し付けるような、わけのわからない「要請」になったわけで、批判されるべきは菅総理の手続きの背後にある「国、役人は間違っていないけれど、中電、浜岡止めろ」というものの言い方。
福島で明らかになったのは、一営利企業である電力会社にとって、原発というものは、安全管理上も、経営リスク上も手に余るものである、ということ。浜岡で事故が起きて首都圏に放射性物質を拡散させる事故が起きた時、中電も東電同様、単体で補償できない、国に支援を求めることは明らか。そうであるならば、本来は原発での発電という事業は、一営利企業の事業として成立しない。たとえば、損害保険会社は、原発事故に対する保険を、おそらく日本の電力会社に対しては引き受けない。引き受けるとすると保険料が高すぎて、それを料金に反映したら事業として成立しない。つまり、「国が許認可をし、地域ごとの営利企業に運営を任せる」という形で原子力発電を進めるという政策自体が根本的に誤り。ということを役人は認めるわけにはいかない。役人は間違っていないけれど、浜岡は止めたい。という矛盾の中で、それでも浜岡を止めようとすると、菅さんの、ああいう、法的根拠のない要請をするしかなかった、というのが本当のところだと思う。菅さんの手続き上の不備は、それ自体として責めるのではなく、自民政権と官僚が進めてきた原子力発電-電力行政のひずみの結果として批判されるべきもの。

③夏場の電力不足について。浜岡二基分の発電量が減ったことは事実なので、その分をどうするかを、具体策として示す必要があるだけ。自家発電設備のある企業からの拠出買電をどうするか、どの程度の節電を企業生活者にお願いするか、それが、浜岡の決定で、どの程度増加したのかを、菅さんはきちんと国民に話せばいいだけ。それをまだ言えていないのは落ち度だから、きちんと話しましょう。「浜岡二基を止めるということ」の「夏場の電力不足へのインパクト」をどの程度のことだ、と分析し、どの程度の負担増や代替施策をとるかを、菅さんは国民や企業に話す必要がある。

 役人は、すくなくともその時点では正しい手続きと有識者専門家関与者の幅広い意見と法律に基づいて、正しいことをし続けてきているから、「そのとき、そのときにおいて、役人は絶対、間違っていない、間違わない」という無謬性原則は、そうあるような目標としては役人がこだわるのは正しいと思うし、役人の勝手だと思うけれど。
 でもね、時代が変わり科学的知見が変わり、予想しない事態が起きた時に、「昔間違っていなかったから今も間違いないから、決めたことは変えない」という役人の「無謬性→行政の連続性」原則というのは、原理的に誤っているよね。誤謬性100%だよね。福島の事故が現実に起きてしまった現在、浜岡を今のような形で許認可したことが「今の判断として間違いでした」と認めることは、無謬性を貫くためにも必要なんではないのかね。間違いを認める方が正しいということが、ごく常識的な判断としてあるんではないのかね。「手続きにまちがいがなかった」ということと「結果として判断があやまりだった」ということは論理的に矛盾しないんじゃないのかね。どこまでたっても表に出てこない、役人のみなさんに、残念ながらこの国も、菅政権も、実効的には支配されているのだよなあ、という無力感をひしひしと感じつつ。であるならば、もし一人でも役人で、このブログを読んでいる人がいたら、あなたにとって官僚の「無謬性」って何?ということについて、意見をもらえると嬉しいです。


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halkingjaguar

こちらの記事の翌日になるのかな、管総理が記者会見で国の責任を認めて陳謝していましたね。少しは世の中が変わり始めているんでしょうね。

③ですが、「原発停止⇒夏場の電力需要の恐れ」という報道ばかりで、具体的な数字全然出てこないですよね。新聞TVも、エコ省エネって前は何でも言ってたのに、全然言わないし。「○万KW不足する可能性があるけど、日本中の家庭で冷房28℃にすれば消費電力はこれくらいに抑えられます」というのは、今こそ必要なことなのではないかと思います。やっぱり電力会社がスポンサーでどうこう・・・という理由なのかなと思いますけど。

クールビズや省エネグッズを売るメーカーだって、チャンスになるんじゃないのかなぁ、とか。震災直後は全国的にコンビニの看板消灯などもしていたのに、知らぬ間に戻っているし。ここで「うちのチェーンは看板消灯・店内照明減で○kw(例年の何割)使用量を削減します!」とか進んで発表したら、イメージアップになるってことはないのかなぁ、とか思っているのですが、素人考えで甘いのでしょうか。

by halkingjaguar (2011-05-11 12:06) 

うぉたぷらねっと

halkingjaguarさん、コメントありがとうございます。菅さんが、国の誤りを認めた発言というのは、みんなあまりほめないけれど、これは浜岡停止要請とおなじくらい、勇気のある発言だと思います。「言葉だけ」と批判する人もいるけれど、政治家にとって、首相として、「国が進めた政策の過ちを認める」語る言葉は、とても重たいものだと思います。(背後に無謬性神話官僚を抱えての言葉ですから)
 菅さんについて思うのは、少なくとも「原発をこれ以上推進しようとする人ではない」ということです。できるなら、自然エネルギーへの転換を図りたいと思っているのだと思います。ただし、すぐ近くにいる官僚の中には「原発巻き返し」や、少なくとも「電力地域独占体制維持、東電を守ろう」を図る人たちがいて、菅さんがそうした人たちの巻き返し攻撃にどれだけ対抗抵抗していけるか、については、これは国民の応援次第だと思います。ニュースでは、東電と株主債権者を守る補償スキームが進んでしまうことに基本的にはなりそうですが、それでもまだ、送電網の分離など、電力自由化への道を探る政策との綱引きが行われているように感じられます。ドイツや北欧の国のように、合理的に正しいと思われる方向に一気に動くような政治的ダイナミズムは、この国にはありませんが、じわじわと、すこしずつだけれど正しい方向に向かう力はある、と信じて、正しく進んだ時にはほめて応援する。間違った時には批判する。という姿勢で行きたいと思います。
 すこしでも正しく進んだ時に「裏事情はこうだ」とか「人気取り」とか「不完全」といって、足を引っ張るのはやめたい。基本認めたうえで、もう一歩前進を期待していきたいです。
by うぉたぷらねっと (2011-05-11 21:32) 

Eva in Spain

無責任に聞こえると覚悟した上で
「管さん、結果オーライ!OKです。Goodです。」
という気持ちでいます。

人気取りでもアメリカの圧力でも、判断は正しい。
日本人は優秀で団結力も忍耐力も自制心も他国民よりもずば抜けているので浜岡原発停止分の電力のお手当は立派にやってのけると思います。

今はガタガタ言う人がたくさんいても10年後20年後50年100年と経ってしまえば正しい判断として事実のみが残るという気がします。管さん自身は気がついているかどうか分かりませんが(失礼すぎるか)、歴史に残る決断だったと思います。
by Eva in Spain (2011-05-12 03:53) 

Eva in Spain

バルサ、リーガ優勝決めたようですね!次はUefaです。でも、見れないかもしれない。。。どうしよう。。。

↑ 関係ないこと書いてゴメンなさい。
by Eva in Spain (2011-05-12 04:54) 

45

いつもみてます。

読むの3回目です。
今日を入れて。
カロリーが高いので、読み返すことにしています。

プライベートの官僚の皆さんは、普段の日本人の
ように必要以上に謝るのだろうに不思議ですね。
「あっすいません、携帯忘れてすいません、すいませんっ」
なんてですね。

45
by 45 (2011-05-13 20:15) 

kenrisa

大リーグ養成ギブスをつけさせられ鉄下駄を履かされて、でも少しでも
前に進もうという気持ちが菅総理に感じられました。うん、頑張ってる。

官僚の無謬性、その通りですね。
自分のミスを認めたくない気持ちはわかるけど、あるいは、当時は
良かれと思ってとった行動だったとしても、間違った時は潔く謝ると
いう姿勢になって欲しいものです。
まあ、小さい子供だって、まずいことをしちゃうと親に怒られまいとして、
ウソついちゃったり隠蔽したりするけど、今回は現在の人命と将来の
人命がかかっているんだから。
何でこういう構造になってしまったんだろう。

いつも読んで「そうかぁ、そうだよね」って思います。で、何度も
読み返してます。



by kenrisa (2011-05-13 23:33) 

うぉたぷらねっと

Evaさん、スペインの地震は大丈夫でしたか。日本のような耐震建物ばかりではないと思うので、心配です。CL決勝を楽しめるような状況ならいいのですが。

45くん。あなたがくれたヒントを手掛かりに、深く「親と子と従順。それを乗り越えて変革を起こすときの日本人の政治原理」みたいなことを考えています。内田樹先生が、「鎮魂」、原発を祟り神として祀って鎮めることの必要性を書いていましたが、そこに至るまでの道のりを考えると、ちょっと怖くて書けません、まだ。もののけ姫って、本当にすごいね。と思いました。

kenrisaさん、これだけ多くの人が怒っていることが、政治的に実効的な力にならない日本の政治の仕組みは、やはり、なんか、根っこから全部間違っているような気がしてくる。
by うぉたぷらねっと (2011-05-14 03:20) 

kenrisa

深夜はプチ興奮状態なので筆が滑りました。
朝からAKB・perfume・Qindiviを聴きながら90分(約14km)
ランニングしてる間に改めて考えていました。
「潔く謝ると姿勢」が目的ではなく、スタンスを切り替えて新しい(正しい)
方向へ舵を切って欲しいのが僕の本意です。
送発電分離で所謂ラスト1マイル問題も解決されるし、地域独占の廃止
により、電力エネルギーのありようも変わっていくと思います。
制度・規制・仕組みを変える・適正化することに、優秀な頭脳を使って
もらえればなあ、と思います。
良心に恥じぬ行動をしようとする人の抵抗勢力になるのではなく、応援・
バックアップする人になって欲しいです。
前回のコメントは「巨人の星」「柔道一直線」を観ていた世代の人向け
だったかな。
うぉたぷらねっと さん、ジャスミン革命は成功した(?)けど、何かが
ないと強大なパワーにならないのかもしれないですね。その何かは
何だろう? 全学連(や全共闘)時代とは違って、インターネットや
SNSが発達したことが偶然ではなく歴史的な必然だったと考えると
こういう、うぉたぷらねっとさんを始めとするいろんな人たちのチカラと
それらを前提とした何かが必要かもしれない。SP革命篇の「国民の
覚醒」という言葉が印象に残ってます。
by kenrisa (2011-05-14 11:49) 

nippo225

このブログは読んでいるみなさんの政治や環境に対する意識を確実に覚醒しているようで、所謂「啓蒙」のような効果が出ていますね。さらにすごいのは、いろいろと書き込むと、WPさんの意識がますます覚醒することです。
おもしろい記事を読みたい方は、どんどんコメントを書き込みましょう。お互いを刺激しあえるって、ホントいいですね。
(「数日前に考え、書いておいた文章を投稿しようとしたら、コメント欄の流れ的に見ると、すでに内容が古くなっていた」ということが、これまでに数回ありました。実は今回も、そうなりました。コメント欄が日々進化しているということで、いいことだと思います。今回は、流れを無視して、そのまま投稿してみました。上のkenrisaさんも覚醒という言葉を使っていてちょっとびっくりでした)

by nippo225 (2011-05-14 14:19) 

yako

こんにちは。時々訪問させていただいております。
このたびの浜岡原発停止と、以前の「広義の殺人の覚悟」を結び付けて考えると、疑問というか、いいのかな、という思いが浮かび、ちょっと混乱しましたので、コメントさせていただきます。
私は、原発はないに越したことがない。でも、資源のない日本では、原発建設当時の事情としては、代替エネルギーもなく、推進もやむおえなかったのかな、と思っています。
浜岡が停止することにより、東電管内の電力供給はますます厳しくなり、関西からの融通とか、火力発電を増やしたりとか、そういう対策が検討されています。
需要は刻々と変化するものですから、ドンぴしゃで予想するのは難しいのです。需要が大幅に伸びても安定した電力を供給するためには、ある程度の発電余力が必要です。余力がない状態で、猛暑等で急激に需要が増えれば、最悪の場合停電します。
大停電が起これば、病院、交通機関、施設を問わず被害が出ます。それにより死亡事故が起こった場合、「日本から原発をなくすために、原発停止は仕方なかったんだ」と、遺族は思えるかなあ、と。私の祖母は病院で寝たきりですが、医療機器が止まってしまっても、「おばあちゃん、電気足りなくてごめんね。今、国の一大事だからさ」と言えるかなあと。

言っていることがむちゃくちゃだと思うのですが、どう考えればいいのかなあと思い、コメントしました。長くなってしまい、すみません。




by yako (2011-05-14 21:02) 

うぉたぷらねっと

nippo225さん、本当に、私一人の頭で考えられること、できることなど本当にタカがしれていますが、私がこのブログを始めたことで、すごく小さくてもいい、何かが、誰かが、前に進むきっかけになっているのだとしたら、そんなにうれしいことはないです。すごくうれしいコメントでした。ありがとう。

yakoさん。私は、「浜岡原発なんか止めても大丈夫、電気は火力水力で十分足りている」という東京新聞や広瀬隆さんの見解について、本当にそうならいいけれど、だから節電なんかしなくていいんだ、という風に楽観的には考えていないです。停電するぞ、というのが東電の脅しなのか。本当にそういう事態がありうるのか、ということについては、一市民は「真相」を知りえない、というのが私の考えです。二年連続の猛暑になる可能性だって、じゅうぶんあると思うし。
 というか、この夏、大停電しなくても、「節電しましょう」キャンペーンに真面目に従って、エアコンを我慢したために、熱中症死者が昨年以上に出る可能性はかなり高いとさえ思っています。その原因と責任について「浜岡を止めたからだ」「いや、本当は電力は足りていたのに、原発の必要性を認めさせるために、不必要な節電キャンペーンや一部計画停電を行った政府と東電のせいだ」という責任なすりつけあいが起きることさえ、ほぼ確実ではないかとさえ予測しています。

 私は、単なる節電が大切なのではなく、ピーク電力を抑えることが必要なこと、そのために企業および生活者ができることを具体的に整理して、実施することが大切だと思います。エアコンピーク時間の、テレビ放送をやめる、というのも、本当は必要だと思います。夏の甲子園のテレビ放送をやめて、ラジオ中継だけにする、というこれだけでも、夏の電力ピークは回避できるのではないか、という意見も広告テレビ屋の中では真剣にささやかれています。夏の電力消費ピークは、高校野球観戦とエアコン使用が重なる時間に起きることは毎年決まっていることですから。そして、相撲放送がなくても、別に国民みんなが困るわけでないことは、今場所ではっきりしたわけですから、高校野球中継がなくても、別に死人は出ないはずです。高校スポーツで全国選手権が全試合地上波放送されるのは高校野球だけで、子供が他のスポーツをしている私としては、いつも不公平だなあ、と思ってもいましたし。

 東京新聞の記事ほどに余裕で足りているかどうかはわかりませんが、こういう、できる工夫をちゃんとやることでカバーできないほど、浜岡停止のインパクトが大きいはずはない。それ以上大げさに「原発がないと大停電が起きるぞ」というのは東電と政府の脅しだと思って間違いない、というのが私の、浜岡停止と夏の電力不足について思っていることです。

 トヨタのような中部電力管内に拠点がある大製造業が「浜岡停止を支持」と発表したのも、実は部品不足が完全には解消しないので、生産の本格的復活は秋以降になる予測が立っているので、夏場の電力ピークに工場フル稼働する必要がないとわかっているからではないか、とも思えます。つまり、中部電力管内の大製造業、トヨタもスズキも、「浜岡止めたら、電力足りなくて、どうしてくれる」と言っていないことから見ても、浜岡停止の影響は限定的だということがわかります。

 そのうえで、周波数の異なる中電から東電への送電能力はそもそも100万KWしかなかったわけですから、浜岡が止まったことが原因で東電管内がいきなりものすごく電力不足、というのは、どう考えても、「東電のおおげさな脅し」ということだと思います。

 それから、医療機関に関して言えば、ガソリン不足はすでに解消しており、非常用発電機の生産も夏までにはある程度のめどが立っている様子なので、この夏に向けての停電対策をするのは医療機関としてするべき当然の行動であると思います。「電力は電力会社が安定供給してくれるもの」という前提が崩れていることを自覚し、電力について、電力に依存している自分の生命生活について、電力会社からある程度自立しても死なないように考える、というのは、すべての法人個人が持つべき心構えだと思います。この思いは、私のもうひとつのブログのテーマでもあります。地震での突然の停電ならまだしも、この夏の電力供給不安は地震以来、ずっと言われていることですから、おばあ様が入院している病院が、夏の停電で医療機器が動かせなくなる危機に対して準備をしていないとしたら、それは菅政権のせいでも東電のせいでもなく、その病院の危機管理が不備だと思います。もし不安であるならば、病院に、夏場の停電対策について聞いてみる、きちんと準備していないような病院なら、夏までに転院する、という自衛策が必要になる。政府や電力会社がなにかしてくれると思わずに、不安なことに対しては、自分で行動して、自分で防衛する。

 政府や電力会社に、自分の命の安全を全部任せきってはいけない、というのが、今回の震災と原発事故を通して私たちが学ぶべき最大の教訓だと思います。

 
 
by うぉたぷらねっと (2011-05-14 22:55) 

うぉたぷらねっと

kenrisaさん、震災前から政治と暴力とジャスミン革命については、いろいろ考えていて、ジャスミン革命、中東民主化がSNSのパワーという新しい武器を得て進んだことも事実だけれど。そしてエジプトなどでは、SNSの「知」の力が、改革側、旧権力側双方の暴力行使を、いままでのこうした民主化運動の最終局面の中では、かなり少なく抑止できたというのが画期的だと思うけれど。でも、それで調子づいて追随した各国では、リビアのように、やっぱり本当の武力衝突・内戦になっちゃう国も多くなっているわけで、大きな変革には「いのちをはる」という局面がどうしても出てくるわけで。
 ひるがえって、今の日本、こんだけ明らかに「危機的」なんだけれど、いまのところ、あくまでも非暴力的な政治プロセスの中で、いろいろなことを進めていこうという暗黙の節度ある合意が、国民的に共有されているのは、きっと良いことなのですよね。
 大別すると、
①ドイツ、北欧型政治風土では、非暴力的に、合理的改革が日本からは考えられない速度で進む。日本の進歩はすごくうらやましい。でも、なぜか日本ではこうならない。国民性の違い?どうして、こういう風に進まないの。
②中東で進行中の民主化はSNSなど新しい武器を持つことで、非民主的独裁的かつ暴力的既存権力に対して、民主化運動が急速に進行中。しかし、日本の権力は、形式的にはきちんと民主化しているし、暴力的でもないから、こうした劇的な政治改革運動は日本では起きようもない。こういう機運になつたのは、おそらく70年安保のころだったのかなあ、と、今、小熊英二氏の「1968」を読み始めました。残念ながら当時はSNSもなく、若者のパワーは日本の何かを変えることはなかったような。
③なんとなく、日本に近いかなあ、という雰囲気が漂うのがイタリア。ヨーロッパの中では、政治のグダグタ具合といい、家族主義が濃くてなんとなく、親には逆らえんみたいな雰囲気で、合理的にいいことだからどんどん改革しよう、みたいにはならなくて。地縁血縁縁故義理人情しがらみ郷土愛の中で、それでも食べ物はうまい。みたいな。最後の方はあんまり関係ないけれど。でも、そのイタリアでさえ、脱減発は日本よりちゃんと進んでいるのだなあ。

とりとめなくなったけれど、こう書いている私の気分は、こんだけいろいろひどいときに、もうすこし改革のスピードを高めるための政治的手法というのは、ないのか。でも焦るな。焦ると暴力方向に転ぶぞ。それはダメ!。ならばネットの力がその原動力になる?ほんとになる?   というもやもやです。

ネット世論とテレビお茶の間世論のディレイ追随速度は、まあ1.5か月くらいになってきたような気もするので。そうであるなら、ネット世論を正しく進めていけば、TVお茶の間もずるずるとその方向に行くと信じられるのだが。
by うぉたぷらねっと (2011-05-14 23:59) 

yako

うぉたぷらねっと様、コメントに対する回答、ありがとうございました。電力不足対策以上の大停電が起きたらどうするかという不安から、自分が情報を整理できていなかったことがよくわかりました。
大停電が起きないとは言えませんが、まずは、病院側がどのような対策を考えているか確認したいと思います。

by yako (2011-05-15 04:50) 

kenrisa

うぉたぷらねっと様
回答ありがとうございます。たしかにSNS自体にすごいパワーがあるという訳ではないですよね。今日、河野太郎がトークイベントで言ってたけど、ネットで見た人たちが実際に行動を起こす(議員事務所に行く)ことが、ひとつのアクションかもしれないと思いました。さらにうぉたぷらねっとさんが書かれているように、お茶の間メディア(TV・新聞)が、東京新聞のようにホントのことを伝え始めることを期待しています。
何か他人まかせで無責任なんだけど、僕の役割(立場)はfacebookにupした文書にあります。ダメだよなあ。それと荒唐無稽なアイデアをtwitterに書きました。
by kenrisa (2011-05-15 22:38) 

うぉたぷらねっと

Kenrisaさん
今日の、というかもう昨日か、日曜夜のETVスペシャルを見ても、お茶の間メディアも、本当のことを、良心的に伝えようという動きは出てくていると思いました。再放送希望をみんなでNHKに送ってください。それも、総合テレビで、ゴールデンタイムに放送するように。原発放射能汚染被害者は、はっきりと東電への怒りを口にしていました。原発なんてなければ、と発言していました。その思いが、怒りが、はっきりとした力になって国、というと漠然としてしまうので、役人を動かすにはどうしたらいいかしら。中央官庁の顔も名前も出さずに、国民の方ではなく、一部産業界の方を向いて、それを「国の大局的未来を考えている」と高慢にも思っている役人。彼らを動かすには。僕は正直に言って、血友病エイズの裁判のときのように、業務上過失傷害罪や、将来死者が出た時は業務上過失致死、というより、本当は未必の故意の殺人罪で告訴する、という運動を、今から一流弁護士の方を中心に進めるのがいいと思います。エイズ裁判の時は、当時の科学的知見からは予想できなかったみたいな話になっていったような記憶がありますが、今回の場合は、海外の専門家、国内の専門家はじめ、多数の危険を警告する情報が、役人も読める状態で公開されているわけですから、これまでの役人の行為で、今後5年後10年後に小児がんや白血病などの死者が出た時には、十分に「未必の故意による殺人」は立証できるのではないかと思うのですが。匿名のまま責任を負うことなしに大きな政治的判断が可能な役人という存在を、今回は絶対許さない、いずれ個人が特定され、殺人罪で告訴される、というプレッシャーを与えない限り、経産省、文科省、厚労省などで放射能汚染の健康被害を拡大させている役人たちは止められないと思うのですが。役人を匿名のまま逃がさない。放射性物質拡散情報を隠ぺいしたもの、校庭20mシーベルトを決めたもの、そういう決定にかかわった人間は、絶対に逃げとおせない、ということを、ははっきりさせておく必要があると思います。ツイッター上での論調では、同種の裁判では国が勝ち続けてきたから今回も無理、という意見が優勢ですが、今回は無理ではない、という意見の弁護士の方、いらっしゃったら意見ください。
by うぉたぷらねっと (2011-05-16 01:28) 

kenrisa

コメントに対する回答、ありがとうございます。
30年前に通っていた予備校に、60年安保闘争で国会突入の際にドアを開けたという日本史講師と、70年安保闘争時代に東大全共闘議長だった物理講師がいたので、このあたりのことはそれなりに調べたりした覚えがあります。思ったことは、デモは「こういう仲間がいる」ということを感じることと、世間に対するアピールするという意義があったけど、結局、権力側の動きを止めることはできなかった。新宿騒乱事件、国際反戦デー闘争、佐藤首相訪米阻止闘争など、すごい話だったのに、今の社会(日本史)の教科書に載っていないし、何か勝てないものなんだなあというイメージになっています。でも、今回は国防という男子的なことではなく、子供のいのち(健康)や庶民の生活そのものが論点なので、米騒動(1918)のように女性も立ち上がるかもしれない。そうしたら、少しは大きいチカラになるかなあ。facebookにUPしたけど、多くの国民や(一部の)政治家・官僚が共感できる「代替ビジョン」が提示されると、それをベースにみんながひとつになるかもしれない。(孫さんが4/23にプレゼンしたエネルギー指針ビジョンは素晴らしいものでした。これをもう少し戦術レベルにすることかな。)
東電の情報隠蔽や矮小化は、例えば株主代表訴訟で責任の所在やこれまでの誤った判断プロセスを明らかにできるのかな。国(政治家や役人)に対して、「過失(間違い)」や「未必の故意による殺人」での立件は、その被害が立証されないと厳しいという話ですよね。しかもチッソの時もそうだけど、漠然と「国(または省庁)」を相手にするのでは、課題である官僚(特定の個人または集団)の責任を問えないよね。でもホントは官僚がモノゴトを進めてきたし、今回の諸々の対応のシナリオを書いているんだよなあ。
うぉたぷらねっとさんが書いているように、数日前からお茶の間メディアの姿勢が急に変わったと思います。「第4の権力」「社会の木鐸」として、官僚のや政治家の動向(誰が何をしたか)の追求をしてもらえるとうれしいです。
とは言え、そういう人たちが退場しても、システムは残る気がする。
長文、失礼しました。しかも何度もコメントするのは良くないですね。
すいません。
by kenrisa (2011-05-17 01:35) 

うぉたぷらねっと

kenrisaさん
何度でもコメントください。ほんとは僕がブログ更新すればいいんだけど、コメント欄が掲示板みたいになっているのも、またいいかなと思います。
薬害エイズの裁判では、ミドリ十字の役員三人と、当時厚生省の課長が業務上過失致死罪で有罪、帝京大学の安部英は一審無罪、二審審理中に病死だか老衰だかで死んじゃったんだよね、たしか。だから、きちんと証拠が残っていれば、役人も特定できて、個人で訴追できる。こういうことを、もっと大規模に今回の原発事故とそれをめぐる情報隠ぺいや不作為による被害拡大に対しては、責任追及を裁判の形でやるべき。
という話をしていたら、日本国がGEを告訴?というほんまかいなの情報がツイッター上に出てきたけど、ほんとなのかな。
 いままでは、主に行政について話しているけれど、司法の腰砕けを批判し、修正する機会としても、この原発をめぐる裁判ていうのは、どんどんやるのがいいと思う。「高度に政治的なので、司法判断になじまない」とか、定数是正の判決での「違憲だが選挙やり直しはなし」みたいな、自ら司法権が行政より下位であり行政追認しかできないと自己規定してしまうような判決をする腰砕け最高裁判事は、国民審査でどんどん×つけちゃえばいいんだ。三権分立の日本における歴史を調べていたら、江戸から明治への移行期に地方行政では、「司法権」が最上位に位置づけられており、「お裁き」が行政と連動していないと権力として機能しないではないか、という不満が地方から強く上がったそうで、現在の司法の「自分たちはあくまで監視役で、行政追認です」みたいな司法の在り方からすると、すごく意外な感じを受けたんだよね。「立法と行政」が政治で、司法はその監視と補完的役割、というような三権分立イメージというのは、どうしてこうなったんだろう、というのも、最近の施策のテーマ。司法権の機能不全も、日本の政治がダメなことの主原因のひとつだと思う。
「責任のなすりあい」にどうせなるなら、被害者は東電と国、政治家と役人を、東電は国を、国はGEを、どんどん訴えて、司法がきちんと判断をする、というプロセスを通じて、今回の原発事故の全容と責任を明らかにするのがよいと思う。
by うぉたぷらねっと (2011-05-17 03:39) 

Eva in Spain

WP様。お元気になったようで、何よりです。
私が書くと、何だか茶化しているようで申し訳ないのですが、そんな積りではなくて、私なりに前向きに一つ提案を。
大前研一氏が原発の事故以来、「夏の甲子園を中止すべきだ」と仰っていましたが、何も、そんな中止にする必要はないではないですか。
みんな、お家でエアコンつけて観戦しているから電力需要が高くなっちゃうのですから、例えばスペインのようにバルでみんなまとまって観戦するとか、友達同士集まって観戦すればいいのでは?お年寄りだって町の公民館とかで集まって観戦たり。。。。
人が多く集まればいつもより電気の消費量上がりますが、ひとりひとり分散して使うよりもいいのでは?それから、ショッピングセンターとか、ちょっとおおきなスーパーでも、観戦できるようにして、ビールとかおつまみ売れば、一挙両得!ではないでしょうか?
どうせエアコンかけているのだから、そういう場所を利用したらよいのではないでしょうか?
そういう場所って普段出来ていない知らない人とのふれあいが出来たりして結構楽しいものですよ。
スペイン人ってつるむのが好きなんです。だからスペインではサッカー観戦は(有線が家にない人が多いということもありますが)こういうのが定番です。
ところで、スペイン南部の地震、建物が耐震構造ではないので、被害は甚大です。でも、一か所だけなので対処は早かった。ただ、50%以上の家屋が居住不可になってしまったようで、被災者は途方に暮れています。そのうち被害がひどいマンションなどは、一切立ち入り禁止で、私物も取りに行けず、近いうちに取り壊しになるとのことです。ロルカのサッカー選手は「試合どころじゃないけど。。。」とコメントしながらも地震の3日後の試合に出かけて行ったようです。

今日、十数年ぶりに「タケシのTVタックル」をインターネットで見ました。酷いですね。こんなに真面目なテーマをあんなに茶化してどういう積り!って腹が立ちました。これが日本なんだなぁ。。。とじみじみ。皮肉よかなんとか通り越しています。日本人って本当にバカになっちゃったの?だから危機感がないんだよなー。危機感がないから足引っ張って自分の立場を良くすることしか考えていないんじゃない?
日本は本当にピンチなんだから、今が頑張りどころなんだからしっかりして欲しい。間違えてもいい。最初から100点は無理だから。でも、前向きに議論して欲しいです。日本は首相が情けない人でも経済大国続けられた国なのだし、逆に言うと、日本はトップダウン方式じゃないんだから、管さんでいいじゃない?誰がやったって大差ないでしょう。
私は毎日細かいニュース見ている訳じゃないから、管さん、退陣に追い込まれるほど悪い事してきたって思わないけど?浜岡止めたし、再生可能エネルギーの政策に舵を切ってくれたし、私的には正解なんですけど。
離れていると節目の決断しか見えないから、ちゃんとやっているように思えます。TVタックルで、「首相と話しに行くと怒鳴られるから行きたくない」っていうことがあったようですが、これは議論慣れしていない日本らしいエピソードだと思いました。怒鳴られたら怒鳴り返す。いや反論があるのなら怒鳴り返してでも反論しなければ。しかも、怒鳴って何が悪いんですか?怒鳴るのが悪いのではなくて、言っている事が滅茶苦茶だというのなら批判されても当然だけど、怒鳴るっていう行為を批判したって仕方ないでしょう。
日本人はそういうところ、形に拘って、本質を見る事ができない傾向が強いですよね。
スペイン人が話しているのを見て喧嘩していると勘違いする外国人は沢山います。私もそうでした。絶対に喧嘩していると思っていても、ただ世間話をしていたり議論しているだけで、「じゃあね」と何もなかったように別れてゆきます。民度が低いと軽蔑する人もいるかもしれませんが、私は好きです。熱くなるのはハートがあるからとも言えます。

by Eva in Spain (2011-05-17 05:18) 

うぉたぷらねっと

EVAさん、こんにちは。高校野球、中止にはしなくていいけど、地上波で放送すると、みんな自宅でエアコンつけて、といういつもの観戦スタイルになっちゃうのはまずいような気がするので、CSスカパーた゜けにして、契約してる人の家に集まるか、街角テレビで観戦、というのならいいと思います。
 菅さんについては、やったことはよかったりわるかったりですが、足を引っ張るより力を合わせて前に進むべき時に、野党も党内もみん足引っ張るのはまずいです。日本の政治家危機感なさすぎの人があまりに多い。です。
by うぉたぷらねっと (2011-05-17 13:42) 

kenrisa

すいません。何度目かな。
僕も国民審査の時には事前に調べて、妻に説明しておいたり実際に何人かに×をつけたりしてるんだけど、クビになった判事っていたのかなあ。
腰砕けというか現実的に「3権のひとつ」になっていないことを残念に思っていたんだけど、憲法では「最高裁判所の裁判官(長官&判事)は内閣の指名・任命があって天皇が任命・を認証する」となっていて、結局のところ、内閣の意向に左右されちゃう。僕も会社員で人事権(査定権)を上司が握っているので、「life」の2つの意味のうちの「生活」の方は上司の意向に影響されちゃうのです。
僕らは政治家(議員)は選挙で選べるんだけど、官僚は選ぶことが出来ない。もちろん素晴らしい官僚もいると思うけど、無謬性もあるし彼らも「lifeの2つの意味のうちの生活」があるわけで、上司の意向に左右されちゃうこともあるんじゃないかと思います。でも、彼らが実質的に国(権力側)の舵取りをしているので、官僚の言動をチェックすることってできないのかなあ。
裁判所・メディア(第4の権力?)とか、あるかもしれないけど、何か踏み込めない雰囲気がある感じがする。僕らは「知る権利」があるはずなので
情報公開法がきちんと実行されていれば、あるいは手続きが簡素化されれば、少しは何とかなるかもしれない。政治家の意思決定プロセスに関わった官僚とかわかるようになれば、少しは「官僚の無謬性」に纏わる問題も少しは改善されるなるかもしれない。
とは言え、以前に書いたように、政治家・官僚・産業(経済界)の今の状況はなかなか変わらないと思ってしまう。もっと言えば、僕ら(国民)も含めた「ある種のシステム」が強固に出来上がっているのではないだろうか。しかもそれは人間という生き物の「自我?」によるものではないかと思っています。
難度も長文をすいません。これだけ書いたり回答してもらったりすると、実際にいいかもしれませんね。だって、ほぼ毎日、近くにいるんだもの。あとはfacebookのチャットかな。twitterも読んでいます。
by kenrisa (2011-05-21 22:36) 

nippo225

Stairway to Heaven
昔、WPさんの演奏を聴いたような。イントロではなく、サビを聴いた印象が不思議にあります。普通、アコギでそこはやらないよ、と思ったから、印象に残っているのか。
高校野球の決勝は、午前中らしいですね。そのせいで、将来有望な、ピッチャーが無理してダメにならなければいいなと、思っています。有望なピッチャーが故障したら、大震災・原発事故からのドミノ倒しになってしまうので。
by nippo225 (2011-05-21 23:46) 

うぉたぷらねっと

nippo225さん
Stairway to Heavenは、いつもコメントくれるkenrisaさんの十八番だったはず。でも、いろんな「アコギではふつうやらない」曲をアコギ一本でやるのは今でも得意です。しばらくご無沙汰していたのは、子供の避難を真剣に考えて、自分で書いた「いのちと生活」問題に、自分自身で直面していたため。いまだ結論でないのですが、この間いろいろ考えたことを新しいブログにそろそろまとめます。
by うぉたぷらねっと (2011-05-22 21:46) 

kenrisa

誤字や脱字でした。ちゃんと見直してからコメントしなきゃなあと反省。
最後のパラグラフは水泳疲れで眠くなってたので。
難度も→何度も
実際にいいかも→実際に会って話した方がいいかも
Stairway to Heavenは2年前に衝動買いしたZO-3(中古)で今でもたまに弾いています。この2年間ほど「ありあまる富」を一番弾きました。
次回のブログを期待してます。
by kenrisa (2011-05-22 23:46) 

nippo225

ETV特集の冒頭で「自発的な調査を禁じられたため、厚生労働省の研究所を辞職した」という、話が出てきました。「本能」破綻者が「社会」を支配しているという構図です。WPさんの記事の内容に戻ってしまいますね。

今頃、気づきました。
このブログで扱っている内容は、途方もなく大きいのだということに。そして、この感じは、30年くらい前に「朝日ジャーナル」を読んでいた頃に近いということに。
僕の力では、どっちにしても解決方法など導き出せるわけもないのですが、
考えるきっかけをくれた、WPさんと糸井さんに感謝しています。糸井さんのTwitter「震災情報ボランティア活動」最大の成果となるよう、今後も期待しています。引き続き僕もおじゃまします。

注記
ここで例としてあげた「朝日ジャーナル」は、筑紫哲也編集長のちょっとの「朝日ジャナ」です。
by nippo225 (2011-05-23 22:34) 

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