ワールドカップロシア大会 facebook投稿記録29 クロアチア×デンマーク戦とブラジル×メキシコ戦の感想 [スポーツ理論・スポーツ批評]

原 正樹
7月3日 17:20 ·
感想書いてなかったから、クロアチア×デンマーク戦と、ブラジル×メキシコ戦の感想、軽く書いておこう、忘れないうちに。
 デンマークは本当にいいチームで、試合内容は7割がた支配していた。日本とともに、勝ち上がる価値のある試合内容で、残念ながら敗退した好チームでした。PK(延長の中の、モドリッチが止められた奴と、PK戦と、両方)にばかり注目がいったけれど、デンマークのサイド攻撃はよく機能していた。
クロアチアはモドリッチが疲れ果てて、よたよたになっていて、機能低下していました。そのモドリッチ、PK一回外していたのに、PK戦で再び出てきたその勇気にまず感動。それから、PK戦の直前の円陣でラキティッチが「ルカ(モドリッチのこと)はここ何年も、ずっと僕らを救ってくれて来た。だから、今回、今は、僕らがルカを救う番だ」と熱く檄を飛ばしていた、という話を後でネットで読んだうえで、もう一回、試合を見直すと、本当にラキティッチがものすごく熱く語り掛けていて、もう感動して、見ていて泣いてしまいました。そのラキティッチが最後のPKを決めたのですから、カッコよすぎです。一方の、シュマイケル親子。もうシュマイケル父の気持ちに共感同化してしまい、チームとしてはクロアチアに勝ち上がってほしいのに、PKではシュマイケル頑張れって、どういう気持ちになっていいのか全然わからず、もう、本当に大変な試合でした。
 ブラジル×メキシコは、レジェンド、マルケス39才(かつてバルセロナのセンターバックも務めた、ずっと代表キャプテンとしてワールドカップにもう今大会で5回連続で出ている)
が先発で出てきたので、「おいおい、日本で言えば、カズを出すくらいの話じゃないか。しかも、グループステージ韓国戦終盤に余裕こいてマルケス出したら、点を取られて、得失点差悪くして、勝ち抜け黄信号の原因になったじゃん」と思ってとても不安に思いながら見始めたら、ところが、これがものすごくよく機能して(センターバックじゃなくて、ボランチでの起用があたった。)メキシコなかなかいいじゃないか。マルケスなかなかいいじゃないか。と思って前半終了。しかし後半始まってみたら、マルケスは下げちゃうし、攻撃のエース、エルナンデスは怪我でいなくなるしで、そのあとはブラジルの一方的展開でした。
 フランスとブラジルは、ともに圧倒的に強いのですが、サッカーの質がものすごく違う。フランスがピッチを広く使って、ピッチ全体にすごくきれいに絵を描くようなサッカーをするのに対し、ブラジルは、ペナルティエリア周辺と中に入ったところでの狭いエリアでのスピードと技とが、異次元のすごさ。この2チームが、勝ち上がると準決勝で当たるなあ。それが事実上の決勝戦かなあ、と思います、(とはいえ、フランスがウルグアイに、ブラジルがベルギーに勝つ保証なんて、何もないのだけれど。)


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